岸歯科医院 北葛城郡河合町 奈良県の歯科 インプラント・審美歯科

　矯正治療はさし歯などの歯を削るといった治療ではありません。自分の歯を矯正装置の力で、時間はかかりますが、ゆっくりあごの骨の中で動かして並べ直す治療です。

　歯列矯正は単に見た目を良くするだけでなく、機能（かみ砕く能率、あごの運動）的な問題の改善や、歯周組織を含めた歯の健康の向上にも大きく関わっています。悪い歯並びやかみ合わせのままだと、歯は ” 噛む ” という作業に対しての能力が低下しその結果、咀嚼力が落ちたり、各々の歯が十分に機能しないために、歯肉や歯そう骨といった歯のまわりの組織にも影響を及ぼします。

　また、悪い歯並びは歯ブラシが良く届かないことによって、虫歯や歯肉炎になりやすかったりします。

■叢生（そうせい）

　あごの大きさと歯の大きさのバランスが悪いため、歯の生える場所が足りなくなり、デコボコの状態になっている状態です。

■上顎前突　【出っ歯】

　上の前歯が強く傾斜している場合・上顎の骨自体が前に出すぎている場合・下顎の骨が後退している場合などがあります。

■下顎前突　【受け口】

　前歯は普通、上の歯が外側に出て、下の歯が内側になっている。その状態が反対になっているのが受け口です。

■開咬

　口を閉じても、前歯や側方の歯が上下で噛み合わない状態。前歯で物が噛み切れない場合が多いです。

　上顎前突、下顎前突や叢生は笑った時の見た目はもちろん、口を閉じた顔貌の調和も乱れてしまいますが、矯正治療により改善することが出来ます。

　歯並びを治そうと思ったことはあるけれど、”目立つ矯正装置”が嫌で、やめたことはありませんか？最新の透明度の高い装置をつけることにより、目立たない矯正治療が可能です。

左：インスパイア　　右：従来の金属装置

・透明で美しい人工サファイアから作られています

・口の中でほとんど目立ちません

・丈夫で信頼性の高い装置です

　当院では、歯を抜かない矯正「床矯正（しょうきょうせい）」をご提案しています。

１．床矯正とは？

　 床矯正は写真のような、入れ歯によく似た装置で矯正治療を行う治療法のことです。
比較的費用が安く、経済的にも負担の少ない矯正法です。

　子どもの時期の矯正は負担が少なく矯正できます。
　自分で着脱可能な矯正器具を使用します。

２．矯正治療を行うメリット

　歯並びが悪いと虫歯や歯周病になりやすいだけでなく、実は歯並びの問題は顔の見た目（顔貌）へも影響してきます。

　10歳前後の成長期のタイミングに、正しい骨の成長を助けることで、歯列も顔貌も本来の良いバランスを取り戻すことができます。

３．治療の最適なタイミングは６才ころから
　　（個人差があります）

　歯を抜かない矯正治療（床矯正）の場合は、治療開始は、前歯の生え変わる時期の6〜10歳が最も良いタイミングです。もちろん床矯正ですべて治すことはできませんが、もしそれに該当すれば、非常に効果的な治療法だと言えるでしょう。